先週のお休みの間に漫画「恋と嘘」を読みました。
結末のネタバレ含んだ感想なので、読む予定がある方はご注意ください。
「恋と嘘」では、政府に結婚相手まで管理された世界で、初恋の運命の美少女か、政府に決められてたけど超良い子の美少女との間で苦悩する恋愛ストーリーです。(ざっくり)
私はどっち派かといいますと。政府通知で決められたヒロイン、莉々奈ちゃん派でございます。
この子いわゆる三角関係のお話にあるところの選ばれることのない「負けヒロイン」なのです。
莉々奈ちゃん、本当に良い子すぎてなんでこんな可愛くて良い子が一番近くにいるのにっ…と
莉々奈ちゃんの切ないシーンを見るたびに心を痛めておりました。
この作品、恋愛シュミレーションゲームのようにマルチエンディング作品です。
本編ではラスト12巻には「美咲編」と「莉々奈編」があり、それぞれのヒロインを選んだエンディングが描かれています。
私は莉々奈ちゃん派なので、莉々奈ちゃんが幸せになるエンディングも観れて満足ではあるのですが、
それでもやっぱり、この作品の正ヒロインは美咲ちゃんだなと思います。
そもそもこの作品の中心になってきた主人公の強い芯は初恋相手美咲ちゃんへの想いです。
その過程で莉々奈ちゃんとも惹かれ合うのですが、主人公の行動の原動力になるものは常に美咲ちゃん絡みです。
それを莉々奈ちゃんは二人を応援する形で協力するのですが、自分の気持ちに気づき、胸を痛めることが多いです。
美咲ちゃんを選ぶエンディングを読んで莉々奈ちゃんが可哀想で、泣いちゃいました。
莉々奈ちゃんはもとから選ばれないヒロインだと読者の私が思っていたので、「やっぱり選ばれなくて可哀想(T_T)」となってしまったのです。
しかし、莉々奈ちゃんを選ぶエンディングを読んでも泣くほどの感動しませんでした。
わ~幸せになれてよかったねぇとは思いましたが。
どこかで私は莉々奈ちゃん派ではあるものの「負けヒロイン」としての莉々奈ちゃんに魅力を感じていたのだなと思います。
主人公が莉々奈ちゃんに惹かれる様子も、本当は選ばれない刹那的な喜びが切ない…と感じていただけでした。
いわゆる、ほうがんびいきです。
叶わなかった恋ほど美しく感じますよね。
比べたらあれですが、二人のヒロインのエンディングでよりドラマティックなのはやっぱり美咲ちゃんだなと思います。
背負うものも重いし、圧倒的な運命のヒロインです。
わたしは三角関係のお話だと結構負けヒロインのキャラクタが好きで、この子と結ばれてほしい!と思うのですが、
いざ公式で結ばれると うーん(゜-゜) となっちゃいました。
それでは、今日このへんで。ぺこり。