かにのおすしブログ

蟹のお寿司は出てきません

フリーマーケットに行ったらモノを捨てたくなった

週末になんとなく、とあるフリーマーケットに行ってみた。

出品者は主に自身の不用品を売っている純フリーマーケットだ。

 

出品者のスペースをみると、その人の性格や趣味が分かるので面白い。

出品者は女性が多くて、主に洋服とか靴とかを売っていた。

 

驚くのがどの出品者も山盛りのお洋服を売っていたこと!

1畳くらいのスペースにたくさんの洋服が並んでいる。

私の持っている全ての洋服を集めたくらいの量だったからとても驚いた。

 

私は普段仕事にも私服でかなり自由だし、プライベートも同じ服を着ている。

冬はアウター2枚、ニット5枚、ボトムス3枚くらいを着回すスタイルになって楽である。

あとトップスは基本白を好んで選んでいるので、色に飽きた!色か合わない!ってことがない

なので、フリーマーケットに出品する大量の洋服を見て私はあまり持ってない方なんだなと思った。

 

フリーマーケットでは不用品ならなんでも並べてある。

どっかの銀行の粗品のタオル、使いかけ文房具まとめ売り、ゲーセンの景品のぬいぐるみ、キーホルダーなどなど

正直私だったらゴミに出してしまうだろう。

だけどそれらは意外と売れていくのだった。

10円とかなのだが、捨てるよりマシだなとも思う。

 

大量の不用品を見て回って、

きっとみんな、要らないけど捨てるのはもったいないモノを家にたくさん持っている。

思い返せば私にもたくさんあるな。

中学生のころに買った手紙交換用のデコシール、家のインテリアに合わないカラフルな画鋲、清浄効果が怪しい空気清浄機、もうこの世にはいないフェレットさんのキャリーゲージ…

 

フリーマーケットを半周くらいしたところで、とても家に帰って片付けをしたくなった。

思い返すだけでこれだけの不用品が思いつくのだ、実際に家を掘り起こせばもっとあるだろう。

 

モノを手放すのはとても気力も体力もいる。

それを堂々とやっているフリーマーケット出品者の人たちがスゴイ。

 

私はそそくさと家に帰り、手始めに靴下を捨てた。

服は少ないけど靴下は20足くらいでてきた。

古くなったセザンヌのアイシャドウ、一生使うことない耳栓、謎のD端子のケーブル…

やっぱり、記憶の片隅にもないモノがたくさんでてきた。

小物を捨てるだけでとても引き出しも心もスッキリした。

 

モノが溢れる時代だからこそ、しっかり自分の持ち物と向き合わなければ。

何か掘り出し物でもないかなと行ったフリーマーケットで思わぬメンタル的な収穫があったので楽しかった。

逆に物欲にまみれたらフリーマーケットに行くと、あれ?本当に必要かな、結局ゴミになっちゃうんでは?と立ち返れるからフリマに行くのもいいのではないかな。